Blogはじめました(会社紹介 其の二)
こんにちは!
人材開発部、広報、営業など兼務のさこうです。
さて、初回のブログにも関わらず中途半端に終わった会社紹介 其の一に続き、其の二(単なる続き)を書いていきたいと思います。
其の一でデンソークリエイトの役割は
「デンソーグループをソフトウェアで牽引する事」
と、ご紹介しました。
これだけでは、いまいちよく分からないのでちゃんと紹介していきますね!
紹介させて頂くうえで、ちょっとだけ昔話をさせてください!
デンソークリエイトが設立されたのは1991年2月14日です。
そうです!バレンタインデー!!
・・・そこは関係ありません。
デンソークリエイトが設立される少し前、80年代の日本における自動車技術は機械!電気!!電子!!!の時代です。
デンソー(当時の日本電装)もその名の通り電気・電子技術を軸に
急速な成長を遂げていました。
一方で確実にソフトウェアの発展、進化の波は自動車にも押し寄せており、
少しずつ自動車にもソフトウェアは搭載され始め、自動車を「制御する」という
概念が生まれ始めていました。
その波は欧米を中心に生まれ、ソフトウェアの技術開発は急速に進みつつあったのです。
いまでは自動車に搭載されて当たり前のカーナビゲーションやABSも80年代には
既に誕生しています。
デンソー(日本電装)においてもソフトウェア技術の獲得は急務ではありましたが、
機械、電気、電子中心のビジネスを展開してきた会社においてソフトウェア技術者は
ごくごく少数。
「これからはソフトウェア技術の時代だ!!」
「車載ソフトウェア開発だ!!」
と言ってみたものの、既に巨大サプライヤーであったデンソー(日本電装)とはいえ
人材不足、技術不足は明らかでした。
しかし、やると決めたらやるのがデンソー流です。
社内に点在していたソフトウェア技術者を一つの部屋にあつめ
ソフトウェアの研究を開始します。
当時の「エレクトロニクス開発事業部」です。
図面に向き合う技術者が多数を占める中で、巨大なテレビのようなものに向き合う
当時のソフトウェア技術者のマイノリティぶりは半端なかったと思います。
そんなエレクトロニクス事業部でしたが拡大を続けます。
しかしながらソフトウェア開発ならではの仕事の進め方や、そもそも人材の獲得など
まだまだハード隆盛の時代にあっては障害もたくさんあったなかでの活動でした。
そこで「ソフトウェアに特化した、ソフトウェア技術者だけの会社を創ろう」と
分社独立を決意します。
巨大企業の一組織である事の恩恵を失うリスクはもちろんありましたが、
自動車に革新をもたらすためのソフトウェア技術である以上、
従来の潮流からあえて脱却し、働く場所の風土そのものからソフトウェアに特化した
ものへ変えていく道を選んだのです。
それが1991年のデンソークリエイト(当時の日本電装クリエイト)の誕生です。
たった27名の技術者によってその歩みは始まりました。
当時は専門外であったソフトウェアを自動車の進化を支える当たり前の技術として
出来る様にする事、これからは誰も見た事のない世界を期待を超えるソフトウェアで
想像を超える未来を創る事。
設立当時から今なお変わらぬ「デンソーグループをソフトウェアで牽引する」
デンソークリエイトの使命であり役割です。
ソフトウェア開発技術においてトップランナーであるべく走り続けています。
今でこそよく耳にする「社内ベンチャー」ですが、思えばデンソークリエイトも
当時まさにデンソー内の社内ベンチャーのようにして生まれ、社外へ飛び出した
ベンチャー企業そのものでした。
如何でしたでしょうか。
安定の子会社というイメージをお持ちの方ももしかしたらいらしたかもしれませんが、
このデンソークリエイトは道を切り開くためにずっと戦ってきた会社です。
ちょっと変わった会社ですよね。
やんちゃな会社ですよ。本当に。
高度ソフトウェア技術者だから出来る事があるんです。
会社紹介 其の三へ続く!!