Blogはじめました(会社紹介 其の三)
こんにちは!
さこうです。
今回は会社紹介 其の三です!
何回会社紹介してるんだ!と言わないでくださいね☆
今回のブログはデンソークリエイト武勇伝編!?を会社紹介として書いていきたいと思います。
デンソークリエイトは91年の設立時にデンソー本社のある三河地区ではなく、
名古屋市の栄に本社を構えます。
(多くの国内グループ会社は三河地区にあります)
理由としては以下だっだようです。
・ソフトウェア人材の獲得のため(人が集まりやすい場所)
⇒名古屋駅の近くで便利
・ソフトウェア技術者には発想力が大切
⇒刺激の多い都会にあるべし
・製造業ではなくソフトウェア専門会社
⇒親会社の文化から離れるために物理的距離も。
なんだか立派な理由な様な、そうでもないような。。。
親会社とは異なる文化といえば、そのオフィスも当時としては先進的な
ものだったようです。
個人のワークスペースが大きく取られパーテーションで完全に囲われた
半個室のようなもの。
設立当時のオフィス(個人のワークスペースは半個室型)
ちなみに現在のオフィスはと言いますと、こんな感じ ↓ になっています。
こちらはアジャイル開発を推進しているチームを主体としたオフィスで、その名も「Agile Labs」。通称アジャラボ。
現在のオフィス(Agile Labs)
更にさらに、働き方も先進的でした。
コアアタイムのないフルフレックス制度を設立時から導入しています。
今でこそ多様な働き方を柔軟に採用する会社が多くなりましたが、
デンソークリエイトは91年の設立時から社員の多様性を大切にし
個々人それぞれに合った働き方を推奨しています。
技術面では設立以降、世の中から様々なソフトウェア技術を獲得し
技術を磨き、デンソーグループへ還元し続けています。
社員個々が技術獲得に積極的で社内教育だけではなく、自ら国内外問わず社外から新たな技術を取り入れ、社内へ展開し、皆で磨き蓄積しています。
ちなみにデンソークリエイトでは全社員に16H/月まで内容は問わず自由に
自己成長のために使える時間(勤務時間とみなす)が与えられています。
開発事例を少しだけ紹介させて頂くと、
知る人ぞ知るデンソー製PHSや、スマートフォンとカーナビゲーションとの
連携を実現したNAVICON、ゼロクラウンに世界初搭載されたフルCGにより
構成されたFGM(Fine Graphic Meter)、車両を遠隔制御するDCM(Data Communication Module)の開発に携わる等、持ち得るソフトウェア技術を
還元する事でデンソーの次世代製品開発へ繋げています。
NaviCon
FGM(Fine Graphic Meter)
DCM(Data Communication Module)
昨今ではCASEに代表される様にその役割の拡大により、より巨大化する車載ソフトウェア開発に対応すべく、製品そのものの開発から安定的に高品質なソフトウェアを
開発するための技術開発へシフトし、ソフトウェア開発技術に強みを持つ
技術者集団へと進化しています。
また、技術を獲得するのみならず世の中へ発信することも大切にしています。
数々のシンポジウムでの発表やETロボコンへの挑戦(14年全国優勝)など
多様な場において発信し、その都度新たな気づきを社内へ持ち帰る事で
より高度な技術力を獲得する事で成長を遂げてきました。
ETロボコン(14年全国優勝)
現在、デンソークリエイトでは「Timetracker」「LightningReview」と二つの
ツールを市販化していますが、実はこれも元々は社外への技術発信として
事業化したものです。
両ツールともに実際に社内のソフトウェア開発現場で使用し磨いてきたものを
市販化したもので、デンソーグループ、自動車業界など専門の領域のみならず
幅広く世の中に自らの技術を問う事で更なる技術発展に繋げることを
目的としています。
「我々がユーザとして欲しい、便利と思うものを作る」
「実際に使うエンドユーザさんのために作る」
「現場が喜ぶものを作る」
という、ITの会社ではなく「ユーザさんと現場、同じ目線にいる」からやっていることであり、自動車業界のソフト専門会社がわざわざこういうソフトを作る意義だと思います。
如何でしたでしょうか。
元々、自動車業界、デンソーグループにどの様なイメージを持たれているか
分かりませんが、このデンソークリエイトについてはとても技術に貪欲な
面白い(変な)会社だと感じて頂ければ嬉しく思います。
当社エンジニア達のブログも是非お楽しみに!!
さこうもまた何か書きたいと思います。
それでは、また。
Blogはじめました(会社紹介 其の二)
こんにちは!
人材開発部、広報、営業など兼務のさこうです。
さて、初回のブログにも関わらず中途半端に終わった会社紹介 其の一に続き、其の二(単なる続き)を書いていきたいと思います。
其の一でデンソークリエイトの役割は
「デンソーグループをソフトウェアで牽引する事」
と、ご紹介しました。
これだけでは、いまいちよく分からないのでちゃんと紹介していきますね!
紹介させて頂くうえで、ちょっとだけ昔話をさせてください!
デンソークリエイトが設立されたのは1991年2月14日です。
そうです!バレンタインデー!!
・・・そこは関係ありません。
デンソークリエイトが設立される少し前、80年代の日本における自動車技術は機械!電気!!電子!!!の時代です。
デンソー(当時の日本電装)もその名の通り電気・電子技術を軸に
急速な成長を遂げていました。
一方で確実にソフトウェアの発展、進化の波は自動車にも押し寄せており、
少しずつ自動車にもソフトウェアは搭載され始め、自動車を「制御する」という
概念が生まれ始めていました。
その波は欧米を中心に生まれ、ソフトウェアの技術開発は急速に進みつつあったのです。
いまでは自動車に搭載されて当たり前のカーナビゲーションやABSも80年代には
既に誕生しています。
デンソー(日本電装)においてもソフトウェア技術の獲得は急務ではありましたが、
機械、電気、電子中心のビジネスを展開してきた会社においてソフトウェア技術者は
ごくごく少数。
「これからはソフトウェア技術の時代だ!!」
「車載ソフトウェア開発だ!!」
と言ってみたものの、既に巨大サプライヤーであったデンソー(日本電装)とはいえ
人材不足、技術不足は明らかでした。
しかし、やると決めたらやるのがデンソー流です。
社内に点在していたソフトウェア技術者を一つの部屋にあつめ
ソフトウェアの研究を開始します。
当時の「エレクトロニクス開発事業部」です。
図面に向き合う技術者が多数を占める中で、巨大なテレビのようなものに向き合う
当時のソフトウェア技術者のマイノリティぶりは半端なかったと思います。
そんなエレクトロニクス事業部でしたが拡大を続けます。
しかしながらソフトウェア開発ならではの仕事の進め方や、そもそも人材の獲得など
まだまだハード隆盛の時代にあっては障害もたくさんあったなかでの活動でした。
そこで「ソフトウェアに特化した、ソフトウェア技術者だけの会社を創ろう」と
分社独立を決意します。
巨大企業の一組織である事の恩恵を失うリスクはもちろんありましたが、
自動車に革新をもたらすためのソフトウェア技術である以上、
従来の潮流からあえて脱却し、働く場所の風土そのものからソフトウェアに特化した
ものへ変えていく道を選んだのです。
それが1991年のデンソークリエイト(当時の日本電装クリエイト)の誕生です。
たった27名の技術者によってその歩みは始まりました。
当時は専門外であったソフトウェアを自動車の進化を支える当たり前の技術として
出来る様にする事、これからは誰も見た事のない世界を期待を超えるソフトウェアで
想像を超える未来を創る事。
設立当時から今なお変わらぬ「デンソーグループをソフトウェアで牽引する」
デンソークリエイトの使命であり役割です。
ソフトウェア開発技術においてトップランナーであるべく走り続けています。
今でこそよく耳にする「社内ベンチャー」ですが、思えばデンソークリエイトも
当時まさにデンソー内の社内ベンチャーのようにして生まれ、社外へ飛び出した
ベンチャー企業そのものでした。
如何でしたでしょうか。
安定の子会社というイメージをお持ちの方ももしかしたらいらしたかもしれませんが、
このデンソークリエイトは道を切り開くためにずっと戦ってきた会社です。
ちょっと変わった会社ですよね。
やんちゃな会社ですよ。本当に。
高度ソフトウェア技術者だから出来る事があるんです。
会社紹介 其の三へ続く!!
Blogはじめました(会社紹介 其の一)
祝!Blog開設!!
というわけで、「デンソークリエイト エンジニアブログ」と題しましてブログを始める事にしました。
当ブログでは、当社エンジニアの日常考えている事や、日々の出来事、開発の裏側?などを社員総出?で発信していきたいと考えております。
公式HPとは違って出来るだけゆる~く、でも鮮度良く書いていきたいと思いますので、是非ご期待ください☆
さて、最初の記事と言う事でまずはデンソークリエイトの紹介をさせて頂きたいと思います。
あ、申し遅れました。
今回ブログを書かせて頂きます人材開発部と、広報と、営業など担当している「さこう」と申します。
好きな言葉は「兼任」と「兼務」です。。。
さて、気を取り直してデンソー? クリエイト?? 社名からはよく分からない弊社について、ゆるーく紹介してみたいと思います。
グループ)について
デンソーは1949年に設立され、現在では連結売上5兆3,628億円、世界中に171,992人の
仲間を持つ国内最大、世界第2位の自動車部品メーカー(システムサプライヤー)です。
現在の自動車は約30,000点の部品で構成されており、その約7割をデンソーの様な
システムサプライヤーが開発、製造を行っており、デンソーは世界中のカーメーカーへ
その製品を供給しています。
昨今では自動運転、コネクティッドに代表される先進技術開発に力を入れ、
より良いクルマとクルマ社会を創造するためにグループ一丸となって取り組んでいます。
②デンソークリエイトについて
詳細は会社HPをご覧頂くとして、今回はブログなのでHPに記載のない事を
ぶっちゃけて?書きたいと思います。
デンソークリエイトは世界中に約200社存在するデンソーグループの1社です。
こうやって書いてしまうと何だか「その他大勢」感が半端ないですね。。。
も、もうちょっと詳細に説明していきますね。。。(汗)
多くのグループ会社が存在していますが、当然ながらそれぞれの会社に役割(使命)が
存在しています。
デンソーグループの会社は大きく3種類に分かれています。
(1)事業独立会社
これは開発から製造、販売まで1社で全てを担う会社を指します。
例えばデンソーテンが該当します。
(2)事業会社
デンソー本社が開発した製品を製造するための会社です。
多くのグループ会社がこちらに該当します。
(3)機能分担会社
デンソー本社に存在する多様な機能のうち、特に専門性が必要であると認められる分野において、そこに特化した高度な技術、体制を持つ会社が分担し本社機能の一部を
担っている会社です。
デンソーグループと言っても色々あるんですね。
そしてデンソークリエイトは③機能分担会社に該当します。
もちろん求められる専門性はソフトウェア開発技術です。
そしてその役割は何かと言いますと。。。
「デンソーグループをソフトウェアで牽引する事」
いまいちよく分からないですね。。。(笑)
其の二へ続く!!